【侍ジャパン】近藤健介が「うわっ」と声上げたダルの球種 「これが本場なんだなと。見たことのない軌道」

[ 2023年2月21日 17:12 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ライブBPに登板したダルビッシュ(左)の打席に立つ近藤(撮影・平嶋 理子)
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が21日、サンマリンスタジアムで行われ、近藤健介外野手(29=ソフトバンク)が実戦形式の打撃練習「ライブBP」でダルビッシュ有投手(36=パドレス)と対戦。練習後に感激した面持ちで振り返った。

 近藤は5球対戦し、5球目をとらえて中前へ安打性の当たりを放ったが「みんなで話してたんですけど、浮ついた気持ちは何なんだっていう。そこにダルさんの凄さがあるなと。打席が終わってからフワフワした感じでしたので」とそのすごさを語った。「光栄な気持ちと不思議な気持ちで、1打席があっという間に終わってしまった。もっと楽しみたかったです」と振り返った。

 2球目には内角のツーシームには思わず「うわっ」と声も出た。「フロントドア」と言われる、内角のボールゾーンからストライクゾーンに入る球だ。「見たことのない軌道。見逃したら真ん中くらいだったので。これが本場のツーシームというか、フロントドアなんだなと感じた」と驚いた様子だった。「なかなか日本のピッチャーでは…。前、(広島の)黒田さんと日本シリーズで対戦した時に、同じような球はありましたけど」と続けた。

 野手とダルビッシュとの距離も日を追うごとに縮まっている。「誰もが“神様”のように感じて思っていたと思いますけど、ダルビッシュさんから話しかけてもらえますし、壁というものをダルビッシュさん側から徐々に取りのぞいてくれている感じがする。緊張せずに答えられている。そういう雰囲気を申し訳ないくらい作ってくれている」と感謝した。

 村上については「試合でもそうですけど、センターから逆方向の打球が、左バッターがイメージする打球の角度、質が一人だけ違う。スライスもしないですし、なんか(球が)つかまっている」と独特な形で表現していた。

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