能見篤史氏 オリックスの居心地よさ「仕事は増えたがしんどくなかった」

[ 2023年2月21日 20:04 ]

阪神キャンプを訪れた能見氏
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 昨季限りで現役引退した能見篤史氏(43)が21日、川藤幸三氏の公式YouTubeに出演。2年間過ごしたオリックス時代の居心地のよさを振り返った。

 阪神から21年、コーチ兼任でオリックス移籍した。能見氏は「中嶋監督はじめ恵まれた状況だった」と明かした。

 ロッカーは選手用ではなく、「コーチミーティングに参加して選手と同じとはいかない」とコーチ用を選んだ。逆に監督、コーチからは「こっちは気にするな。選手としてちゃんと動いてくれ」と配慮してもらったという。おかげで首脳陣の方針を知った上で選手とコミュニケーションを取れた。

 1年目はブルペン担当で、普段はベンチからの電話も取り、自分が肩を作るときは補佐役が代わりを務めてくれた。「仕事は増えたがしんどくはなかった」と、やりがいは大きかった。

 阪神時代も最後の方は「チームのためにどうしたらいいのか。役割をどうするか。しんどいところはベテランがいくべき」と考えていた。コーチ兼任となったオリックスで、その答えが出せた。

 現役18年間で優勝は3回。05年の阪神優勝は1年目でほぼ2軍暮らし。オリックスの最後の2年はコーチ兼任で、能見氏は「正直、(3回とも)僕は主力になってないんですよ」と謙そんしたが、リーグ連覇に欠かせない存在だったのは間違いない。

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2023年2月21日のニュース