WBC米国代表に大誤算　左腕コルテスが右太もも裏の負傷で出場断念

ヤンキースのコルテス（ロイター）

　ヤンキースのネストル・コルテス投手（28）が右太もも裏の負傷のため、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の米国代表から外れることが分かった。13日（日本時間14日）大リーグ公式サイトが報じた。

　同投手は2月6日、自宅のあるマイアミでスプリントトレーニングをしていた際に同個所を負傷。少なくとも2週間はマウンドを使って投げられない状態となった。コルテスは昨季12勝4敗、防御率2・44の活躍で、オールスターメンバーにも選出。米国代表は比較的先発投手陣が弱いが、その中で重要な役割を担うと見られていただけに「WBCにとてもわくわくしていたし、アメリカのために投げたかった。たくさんの機会を与えてくれた国だから。すごくがっかりしているし悲しい」と落胆の色は隠せない。

　代役はロッキーズの左腕カイル・フリーランド投手（29）。昨季は9勝11敗、防御率4・53だった。コルテスの離脱でヤンキースからのWBC出場選手は3人になった。コルテスはキャッチボールやウエイトトレーニングは続けており、「公式戦の開幕には間に合わせたい」としている。