楽天唯一の侍戦士・松井裕　まさか2/3イニング6失点の大乱調…悪条件に泣いた

＜楽・日＞5回に登板し1イニング持たず6失点で降板した松井裕（右）（撮影・高橋　茂夫）
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　楽天から唯一の侍ジャパン戦士・松井裕樹投手（27）が雨に泣いた。同点の5回から今季初の実戦登板も、1イニング持たず2/3回を5安打6失点でKO。不慣れなWBC使用球に加え、突如降り出した雨で足元も定まらず、日本ハムのルーキー・矢沢には右越え2ランを浴びた。

　「ひどいですね。初実戦だとしてもボールが指にかかっていなかった。ストレートがかかってくれないと、変化球も振ってくれない」。直球の最速は143キロ止まり。24球中13球がボールという荒れようながら、言い訳はしなかった。試合は降板後に打ち切られた。

　悪条件下での投球とあり、石井一久監督（49）も心配はしていない。「気をつけて行ってきて、頑張ってほしい。それだけです」。WBCは全試合ドーム球場とあり、ボールへの対応を急ぐ。