【プロ野球キャンプの記者仕事 14日目】プロの打球ってこんな伸びるの?

[ 2023年2月14日 08:00 ]

ダイエー時代の小久保裕紀
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 【プロ野球キャンプの記者仕事 14日目】王監督時代のダイエーは本当に練習が長かった。いや、チーム練習は他球団と変わらないが、主力が競うように居残ってバットを振り続けていた。

 なかでも小久保裕紀の練習量はすさまじかった。日が暮れるまで打席から離れないので「若手が練習するチャンスがない」とジョークにされたほどだ。

 特打があまりにも長いのでアルバイトが就業時間で撤収することもあった。そんなときは我々記者の出番だ。グローブを借りて外野で球拾いができる。ご想像通り。これが至福の時間だ。

 ただ危険なので直接捕球は「禁止」。球団としても素人にケガされては困るし、小久保にも逆に迷惑がかかる。こちらは何となく外野手気分で一流の打球を間近で見るだけだが、それでも十分に伝わる。落ちてくるはずの放物線が5メートル以上伸びてくる。禁止されなくてもあんな打球捕れるわけがない。(K)

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2023年2月14日のニュース