中日・高橋宏 オリ・由伸の金言「1球目を無駄にするな」胸に刻んでWBCへ

[ 2023年2月14日 07:00 ]

中日・高橋宏
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 WBCでは最年少の高卒3年目シーズンでの選出。20歳の中日・高橋宏は、求められる役割を分かっている。

 「栗山監督から電話をもらい“日本のために世界一に向けて一緒に戦おう”と言ってくれた言葉は印象的でした。自分はどこでもやりますし、そのための準備はできています」

 侍ジャパンでは中継ぎや第2先発での起用が見込まれる。プロ2年目の昨季は規定投球回に届かなかったものの、116回2/3でリーグ3位の134奪三振を記録しており能力は抜群。最速158キロの直球と外国人打者に有効とされるスプリットを操る右腕が、接戦が予想される国際大会の重要局面でハマる可能性は十分ある。

 球界屈指の剛腕から金言も授かった。オフに合同自主トレしたオリックス・山本の教えを刻み徹底している。

 「由伸さんは2年目に中継ぎで活躍されましたし、いろんな調整の仕方を聞きました。印象深いのは“1球目を無駄にするな”。キャッチボールの1球目、肩慣らしで投げた1球が積み重なって100、200球になる。“無駄な一球の積み重ねでケガをする”と」

 12日の韓国・サムスンとの練習試合(北谷)で今春初めて実戦登板し3回零封。17日から宮崎で始まる強化合宿へ向かう。「重圧や責任は自分が感じている以上になると思う。相当な覚悟を持って挑まないといけない」。高橋宏がキーマンの予感だ。 (湯澤 涼)

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2023年2月14日のニュース