活気戻った宮崎　3月の侍ジャパン強化合宿でさらに

侍ジャパン強化合宿日程
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　3月のWBCに臨む侍ジャパンの強化合宿を直前に控えた宮崎。昨年のこの時期は県独自の緊急事態宣言が発令中で、夜間にあいている飲食店はほとんどなかった。今は街に活気が戻った印象だ。

　同地には宮崎牛のロースとヒレの最高級コースを堪能できる店がある。09年WBCの際、イチローが松坂大輔、ダルビッシュらと「宮崎牛専門レストラン・ミヤチク」の系列店に来店。おいしさに感激したイチローは、定期的に同社の宮崎牛を米国の自宅に空輸で取り寄せていたそうだ。

　ミヤチク関係者は「ゆっくりお食事をしていただきたかったので裏口から出入りしていただいた。大変光栄でした」と懐かしみ、今年も日本代表メンバーやファンの来店を心待ちにしている。現在、お店で最も高いメニューは2万9800円のシャトーブリアンのコース。予約が殺到していて、席の確保が難しい状況になっている。

　当時のフィーバーぶりは凄まじかったそうだ。球場には連日4万人超が訪れ、球場周辺で約15キロの交通渋滞が起こった。今回の宮崎合宿は2月17日から27日までで、練習の見学は入場整理券が必要。既に予定配布枚数に達して販売終了し、当日券の配布はない。内野席のみ開放し、最大約1万9000人の収容を予定している。

　メジャー組からはパドレス・ダルビッシュの参加が決まった。巨人、ソフトバンク、オリックス、西武、広島の1軍キャンプが行われている宮崎がますます活気づいていく。（記者コラム・神田　佑）