【阪神・湯浅、語る(1)】小学生時代にWBC観戦「景色は覚えています」「いずれはあそこで…」

[ 2023年2月14日 06:45 ]

22年11月のオーストラリア戦の8回に救援した湯浅
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 侍ジャパンの一員として3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦う阪神・湯浅京己投手(23)が、スポーツ5紙の共同インタビューに応じた。昨季のDeNAとのCSファーストSで、完全アウェーの中いずれも8回途中から登板して2セーブを挙げたアツアツ右腕は、球数制限のある国際舞台でも“火消し侍”として世界一に貢献する覚悟だ。 (取材・構成 阪井 日向)

 【湯浅、語る(1)】

 ――球数制限があってイニング途中、走者が残っている場面での登板も有り得るが
 「それは想定した上で色々考えながらやっていますし、そういう場面でもいける準備、心の準備をしながらこれからもやっていきたいと思っています」

 ――普段走者がいる場面での登板は
 「全然嫌ではないです。(プレッシャーは感じない?)プレッシャー…とかはないですけど、やっぱり(走者を)還したくない気持ちは普段よりは強いです。(ギアが上がる?)そうですね」

 ――昨季のCSの経験※は、国際舞台でも生きてくる(※DeNAとのファーストSで2試合に登板。いずれも8回途中のピンチからマウンドに上がり、2セーブを記録した)
 「だいぶ生きてくるんじゃないかと思います。ああいう経験を2試合できたことは自分にとってプラスですし、そういう展開で投げるとなったらやっぱり生きてくると思うので、すごくありがたい経験をさせてもらったなと思います」

 ――栗山監督から求められている役割は
 「分からないです。直接まだ何も言われてないですし、どういう場面で起用されるかは分からないですけど、どう使われてもしっかり自分の中で準備してそれに応えればと思います」

 ――栗山監督は最終的に日本の守護神に成長して欲しいと
 「そうなりたいですし、そう言っていただけることはすごくありがたいことなんで。そうなれるように、しっかり結果出せるように頑張りたいなと思います」

 ――理想の守護神像は
 「ないです。聞き出そうとしたでしょ。ダメですよ(笑い)」

 ――小学生の頃、WBCを観に行った時の経緯
 「本当に覚えていないです。毎回、言われますけど、覚えていないです。結果も覚えていないし、相手も覚えていないし。景色は覚えています。多分三塁側だと思います、お母さんと」

 ――同じ東京ドームでWBCの舞台に立てるのは感慨深い
 「それは間違いないです。やばいですね」

 ――マウンドに立つ姿を想像できるか
 「できていないですね(笑い)。でも、観に行った時にいずれはあそこで投げたい、出たいとかはめちゃくちゃ思っていたので、本当にWBCで東京ドームで投げられるということは自分にとっては小学生の頃からの目標でしたし、本当にやっぱり感慨深いです」

 ――東京ラウンドではスタンドの全員に応援される感覚を味わえるかもしれない
 「なるほど…だって違いますもんね、タイガース対ジャイアンツと。だからマツダみたいに全て入っている感じですよね。どうなんですかね」

 ――逆にアメリカラウンドは大半が海外のファンになりそうだが
 「どっちの方がやりやすいんですかね。どうなんやろ。でも、投げたい気持ちはめちゃくちゃあります。そういう完全アウェーな場所で」

 ――それこそ、昨季CSのDeNA戦
 「あれはやばかったですよね。ほんまに。でも、あれ以上だと思うので楽しみですね」

 ―そういう所で燃えるタイプ
 「燃えると思います、はい(笑い)」=(2)に続く=

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2023年2月14日のニュース