日本ハム・矢沢 23日投手初陣 練習試合でロッテ打線斬る「大胆に投げていけたら」

[ 2023年2月14日 06:00 ]

ブルペンで投げ込む矢沢(撮影・高橋 茂夫)
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 ついに「投の刀」を抜く。二刀流調整を続ける日本ハムのドラフト1位・矢沢(日体大)が今キャンプ3度目のブルペン投球。見守った建山投手コーチが「仕上がっていてすぐにでも(試合に)いけそう。順調なら23日ぐらい」とロッテとの練習試合(名護)に登板することが内定した。

 投手での実戦デビューに向けて直球を中心に42球を投じ、二刀流ならではの「副産物」を手にした。初の対外試合だった12日の楽天との練習試合で安打を放つなど打撃では右足を踏み込む際に一瞬の間をつくってタイミングを取るフォームに改造中で手応え。投球にもその動作と意識を入れた。狙いは疲労の軽減。これまでは勢いで一気に体を回転させて投球していたが「疲れてくる中でパフォーマンスを出すためには間を感じながら投げるのも大事」と言う。体の負担を軽減し、一年を通じて投げられるフォームを模索している。

 現時点で23日は先発か中継ぎかは未定だが、まずは16日にフリー打撃に登板する予定。打者と対戦することで新たな課題も見つけながら、“投手デビュー”への準備を進めていく。「強い真っすぐと、切れのいい変化球を大胆に投げていけたら」と矢沢。2本目の刀の切れ味を証明する。(田中 健人)

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2023年2月14日のニュース