西武・与座 7回1安打快投の裏に山川の天の声 6回まで完全も7回に安打され「まあこんなもんだなと」

[ 2022年6月8日 20:49 ]

交流戦   西武3─0巨人 ( 2022年6月8日    ベルーナD )

<西・巨>7回まで無失点投球の与座(左)はチームメートに出迎えられる(撮影・尾崎 有希)
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 西武先発の与座海人投手(26)が8日の巨人戦に先発し、7回1安打無失点の快投で4勝目を挙げた。

 ヒーローインタビューでは「前回甲子園で自分の思った投球ができなかったので、出し惜しみせず、初回から飛ばしていこうと決めていきました。(投球)フォームの部分で、自分の思った形で投げられていなかったところが少し気になったので、修正して、調整して入っていきました」と語った。

 6回まで完全投球も、7回先頭の吉川に中前打された。快挙はならなかったが「試合前に山川さんに“ノーヒットノーランしてこいよ”と言われてマウンド上がったんですけど、自分の中では経験もないので、いけるところまでいこうという気持ちで投げた。5回終わってヒットがないとは気づいていたんですけど、まあ、こんなもんだなという感じです」と笑った。初めて走者を許しても。動揺はなく、増田陸を中飛、丸を二ゴロ併殺に斬り、継投での27人斬りに貢献した。

 巨人戦は中継ぎでの登板はあるが、先発は初めて。巨人は打順を大幅に入れ替え、5月17日の広島戦から3番に入っていた吉川尚を1番に、2番には打率・333と売り出し中の増田陸が入り、5月12日のDeNA戦から1番に定着していた丸を3番に据えた。だがその打線を相手にしても、持ち前の緩急を生かして的を絞らせない。2回先頭の岡本和の打球は右翼後方を襲ったが、右翼手の若林がフェンスに激突しながら好捕。バックも盛り立ててくれたことには「守備がないと僕のピッチングは完成しないと思うので、いつも感謝しています」と話した。5年目のサブマリンは、本拠地観衆から大きな拍手を浴びていた。

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