全日本大学選手権、上武大・石沢がバット折りながらサヨナラ打 谷口監督「バットをプレゼントします」

[ 2022年6月8日 21:28 ]

全日本大学野球選手権・2回戦   上武大4―3東農大北海道オホーツク ( 2022年6月8日    東京ドーム )

<東農大北海道オホーツク・上武大>9回、サヨナラ適時打を放つ上武大・石沢(撮影・小深田 悠)
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 上武大・石沢凛汰郎外野手(4年、樟南)のバットが昨大会準々決勝でコールド勝ちした東農大北海道オホーツクを返り討ちにした。

 8回に代打で出場しそのまま中堅を守ると、3―3で迎えた9回2死二塁の好機でバットを折りながら右前へ。一時はは3点差をつけられながら、総力戦の末、サヨナラ勝ち。昨年準優勝チームがしんがりで8強に名乗りを上げた。

 「“お前が決めてこい”と言われて…。内角のチェンジアップ。逆に折れたから打球が落ちたと思います」と石沢が執念の一打に胸を張った。谷口英規監督(53)も「4年生がいい場面で打ってくれた。バットを1本プレゼントします」とヒーローを労った。

 あす9日は神宮での準々決勝第2試合で福岡大と激突。午後9時すぎにインタビューを終えた谷口監督は「早く寝ないとね」とジョーク交じりに東京ドームを後にした。

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