阪神2軍が12連勝で首位キープ 平田監督、陽川の先制ビッグフライに「関空まで行ってるやろ」

[ 2022年6月8日 16:42 ]

ウエスタン・リーグ   阪神3―0オリックス ( 2022年6月8日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・オ>2回1死、陽川は左中間に先生のソロ本塁打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 阪神2軍の勢いも止まらない。昨年、ファーム18連勝した勢いを取り戻し、これで12連勝。1軍同様、6月に入ってから4戦4勝で無敗を継続した。

 2回、陽川がソフトバンク・リチャードと並ぶウエスタン・リーグトップタイの左翼への6号弾で先制すると、先発したチェンが5回4安打無失点と好投。1優勢の5回は小幡が3試合連続適時打を放ち、チェンの後を受けた小林、及川、尾仲のリレーで零封勝ちした。

 以下は平田監督一問一答。

 ――陽川に一発が出た。
 「ネットがなかったら関空まで行っているんじゃない?ビッグフライだよ。ビッグフライ陽川さん、スゴイも付けて。スゴーイ。久しぶりに、関空まで行ってるやろ。飛行機の駐機所も危なかったよ。それぐらいの、火の出るような当たりっちゅうのはああゆうことやな」

 ――最近は打球が上がってきた。
 「打球が上がってきてるし、状態が、みんないいもんね。その中で素晴らしいホームランだった。野手は高寺が1軍に行って、人数が限られている中でこういう一発っていうのは、ホームランの威力は大きいね。スゴイ!」

 ――投手陣も安定している。
 「きょうも安定してるわな。小林もスピードが出てきて、2イニングもクリアしたし。及川も先頭には打たれたけどあとは落ち着いて、尾仲にしても、こんなみんないい競争をするから、点を取られたら取り残された感がある。久しぶりに投げるピッチャーばっかりなのに、そういうところの競争意識はすごいよ。絶対に点をやらないんだという気持ちがマウンドに表れていたね」

 ――チェンが5回無失点。
 「よかったんじゃない。球の切れは今まで投げた中で一番良かったと思うよ。ストレートのキレ、この前の中日戦とか、変化球も全部バッターにとらえられている感があったけど、今日はストレートがぴゅっとスピードガン以上の球のキレ。チェンさんらしいキレね。ツーシームとかそういうのが、非常に球のキレ的には今までで1番良かったと思うよ」

 ――アウトの内容が三振三つと内野ゴロ。
 「やっぱりゴロピッチャーやね。そんな中で遠藤だよ。遠藤のあのビッグプレー。ビッグフライじゃなくこっちはビッグプレーだよ。エンドウサンだよ。高寺とかが一軍に上がって、そういうくそっていう。小幡にしてもそうだと思うよ。そういうところでああいうプレーが出るってことは集中力と球際の強さが出て来たかなっていう。今日はもう陽川のホームランとビッグプレー」

 ――飛び込んでとっさにホームに投げた。
 「見えてたって。外国人がランナーだから、ギャンブルゴーはないからってところでちょっとラインより下げたんだけど、そういうところでやっぱり冷静だよな。外国人はランナーだからそういういいスタートきれてないはずだというところで、落ち着いた素晴らしいプレー」

 ――来週は試合がない。高寺が1軍へ行ったように他にも。
 「野手はこれ以上行ったって上がりが出るから。これで目いっぱい。今日投げた投手が抹消されたところで野手はもう上げられない」
 ――小幡が3試合連続タイムリー。
 「いや~、値打ちあるな。あのセンター前。今日は守り、カットプレー中継プレーな。いつもシートノックうるさく言うけど。そういうところの成果がちょっとずつ出てきた」

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2022年6月8日のニュース