DeNA、今永ノーヒッター快挙呼び水に「横浜反撃完全態勢」は6月下旬にも

ウイニングボールを手にガッツポーズで写真に納まる今永（撮影・高橋茂夫）
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　DeNAは7日の日本ハム戦で、今永昇太投手が「北海道初」の「ノーヒットノーラン」を達成。残り5試合となった交流戦の勝ち越しへ勢いがついた。そしてエースの快投が、「横浜反撃完全態勢」への呼び水にもなりそうだ。

　チームは現在借金5の5位。最下位阪神にも1ゲーム差に迫られている。だが、今季は開幕にオースティン、ソト、今永、森が故障でそろわず、その後は4月に「新型コロナウイルス集団感染」も発生した。

　状況が好転しない中でも徐々に戦力が整い始め、現在2軍のオースティン（右肘手術）、楠本（右太腿裏肉離れ）、東（最調整）、三嶋（右肩の張り）らも調整を進め、早ければ今月中にも三浦監督が春季キャンプで構想した「開幕ベストメンバー」が、でそろうことになりそうだ。

　もちろん指揮官は「今1軍にいる選手がベストメンバー。今の選手で一戦一戦を戦う」と繰り返していた。蝦名、関根らもスタメンに名を連ね必死に戦っている。とはいえ、CS争い、優勝争いへ目を向ければ、現在2軍調整中の主力メンバーの力が必要なことは間違いない。

　チームスローガンは「横浜反撃」。その完全態勢が整う日も、そう遠くはないはずだ。