エンゼルス12連敗 大谷のバットこすりつける“願掛け”も実らず

[ 2022年6月8日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス0-1レッドソックス ( 2022年6月6日    アナハイム )

<エンゼルス・レッドソックス>9回2死、大谷は内野ゴロで最後の打者になる(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスが、同一年では球団ワーストタイの12連敗を喫した。ジョー・マドン監督は「フラストレーションがたまる敗戦だ」と嘆いた。初回1死、大谷が3試合連続安打となる右前打。続くトラウトは31打席ぶりの安打となる左前打で一、二塁の好機を築いた。しかし、4番ウォルシュの一直で大谷が飛び出し併殺に終わった。

 打席でも試行錯誤。本来「すり足」にしてタイミングを取る大谷が最初の3打席、追い込まれるまで右足を上げるフォームを2年ぶりに試した。試合前には、よく当たるように?バットに「願掛け」。最初は前カードのフィリーズ3連戦で被弾した投手たち、最後は2日ヤンキース戦で1試合3被弾した自分の体にバットをゴシゴシとこすりつけたが、流れは変わらなかった。

 決勝の1点は2回、2死一塁で中堅・トラウトが相手の単打で一塁走者の生還を許す緩慢なプレーが原因。マドン監督は「戦う意思を感じているのか?」と米メディアに詰め寄られた。トンネルの出口はどこにあるのか。(笹田幸嗣通信員)

 《同一年では球団ワースト》エンゼルスは88年9月19日のブルワーズ戦から10月2日のツインズ戦にかけて12連敗で終えた。89年の4月4日のホワイトソックスとの開幕戦にも敗れたためシーズンをまたぐと13連敗が球団最長。同一シーズンでは88年に並ぶ最長記録となった。なお、1901年以降の大リーグで12連敗以上を喫してプレーオフに進出したチームは過去にない。

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2022年6月8日のニュース