DeNA・東があす日本ハム戦「優勝請負土」で開幕予行演習

[ 2022年3月17日 19:41 ]

あす18日の先発に向け調整するDeNA・東(球団提供)
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 DeNAの開幕投手、東克樹が北の大地で「最高の予行演習」に臨む。

 あす18日の日本ハム戦に先発予定の左腕は、25日の広島との開幕戦(横浜スタジアム)で自身初の大役を務める。だが東は、今季からマウンドの土が入れ替わった本拠地で、ここまで実戦登板がない。

 開幕投手が本拠地のマウンドにぶっつけ本番で臨む?いや、それは心配ご無用だ。実は札幌ドームのマウンドは、今季から横浜スタジアムで採用された土と同じもの。

 北海道名寄市の「名寄土管製作所」が製造する「名寄の土」で、しかもこの土、これまで過去3球団の本拠地で採用されているが、その3球団すべてが採用初年度に日本一を達成(06年日本ハム・札幌ドーム、13年楽天・当時・Kスタ宮城、21年ヤクルト・神宮)している「優勝請負土」でもある。

 特徴は、粘土質できめ細かくスパイクの刺さりがよい点。この日、取材対応した東も「名寄の土ですよね。僕自身、土のことは考えていて、ハマスタで登板機会がなかったので、ハマスタを想定しながらできるんじゃないかなと思う」と、不思議な巡り合わせに声を弾ませた。

 登板予定は球数は80~100球を予定。「6イニング以上を目指して投げたい。いい部分がでればいいが、課題がでてもいいと思う。でも理想の投球ができるのが一番」と意気込んだ東。

 北の大地で感じる「優勝請負土」の感触が、24年ぶり日本一への責任を背負う男の体により深く刻み込まれることは間違いない。 (大木 穂高)

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2022年3月17日のニュース