補欠から繰り上がり出場の近江・多賀監督「予期せぬ連絡に複雑な心境」 京都国際をおもんぱかる

[ 2022年3月17日 20:27 ]

近江・多賀章仁監督
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 大会前日の繰り上げ出場決定に、近江・多賀章仁監督は「大会前日に予期せぬ連絡を受け、正直複雑な心境です。辞退された学校の選手の心情を思うといたたまれない。初戦が目の前であったことを思うと、監督さんの無念さは計り知れない。その思いを心に留め、できる限りの準備をして臨みたい」と京都国際の思いに配慮をした。

 補欠校として、例年より降雪量が多い中、練習に取り組んできた。今月12日の智弁学園との練習試合では、秋は右ヒジ痛のため登板がなかったエース山田陽翔が昨夏の甲子園準決勝(智弁和歌山戦)以来、196日ぶりの登板を果たし、6回1安打1失点、最速143キロをマークするなど復調。多賀監督も「山田の状態は日に日に上がっている。ベストメンバーで戦える」と長崎日大戦に臨む。

 主将としてチームを引っ張る山田も「出場できるうれしさよりも、辞退されたチームのことを思うといたたまれない気持ちが強い。しかし、与えられたチャンスなので、チーム一丸となって全力プレーで頑張りたい」と京都国際の分まで甲子園で戦う決意だった。

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