ソフトバンク打線つながる4回一気6点 佐藤直から6連打含む猛攻8安打に藤本監督「集中力は大したもの」

[ 2022年3月17日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク6ー9阪神 ( 2022年3月16日    ペイペイD )

オープン戦<ソ・神>4回1死、中越え二塁打を放つソフトバンク・佐藤直(撮影・岡田 丈靖)
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 今季最大のビッグイニング!ソフトバンクは16日、阪神に6―9で敗れたが、4回の攻撃で一挙6点の見せ場をつくった。栗原陵矢外野手(25)、松田宣浩内野手(38)の2者連続アーチなど、打者12人を送って6連打を含む8安打の猛攻。今季オープン戦での1イニング最多得点で、打線につながりが生まれたのは開幕に向けて好材料だ。

 鮮やかなヒットパレードは8点を追う4回1死からだった。打者12人で6連打を含む8安打の猛攻を見せて一挙6得点。今季の実戦で1イニング最多得点に、藤本監督は「4回の集中力は大したものだと思う」と評価し、「打線になりつつある」と興奮気味に振り返った。

 1死から阪神・伊藤将に襲いかかった。佐藤直、柳田、グラシアル、栗原、松田、今宮が6連打。2死後も打線はつながり、牧原大と佐藤直が連打。佐藤直は二塁打で打線に火を付け、2死満塁で迎えたこの回2度目の打席では投手強襲の適時内野安打。7回にも左前打を放ち、オープン戦初の猛打賞の活躍だ。中堅の定位置争いで猛アピールし、「チャンスに積極的にいけた。ここ2年、何も結果を残せてないので開幕1軍とスタメンを獲る」と意気込んだ。

 6連打中には栗原と松田の2者連続アーチもあった。栗原は甘く入った127キロ変化球を逃さずに右翼席に運ぶオープン戦1号の2ラン。4試合連続安打と開幕へ向けて確実に打撃の状態を上げている。栗原は「3連打で“これ何か嫌だな”と思ったが、自分のスイングができたのが一番」と笑みを浮かべた。

 ここまで打線は2月24日のロッテとの練習試合、9日の巨人とのオープン戦での3連打が最高だった。一気に6まで伸びた連打でビッグイニング。3試合連続で2桁安打と調子を上げている。

 オープン戦は残り3試合。藤本監督は「打撃は上向いてきているので、残り広島3つでいい形になって開幕に入りたい」と力を込めた。25日の日本ハムとの開幕戦でのビッグボスとの対決を前にビッグイニング。さらに上向くように総仕上げに入る。(井上 満夫)

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2022年3月17日のニュース