センバツ 代替出場の近江に注目の二刀流ドラフト候補 ファンも注目「山田君に期待!」

[ 2022年3月17日 20:07 ]

<近江・智弁学園>復帰登板した近江・山田陽翔
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 18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)の出場校で、今秋ドラフト候補の最速143キロ左腕・森下瑠大投手(2年)を擁する京都国際(京都)が部員を含む13人の新型コロナウイルス感染によって出場辞退することが17日、日本高野連から発表された。京都国際の辞退によって近畿地区の補欠1位校である近江(滋賀)を出場校とすることも併せて発表された。補欠繰り上がりとなった近江と長崎日大の一戦は19日の大会第2日第2試合に行われる。

 京都国際の出場辞退に、SNS上でも多くの「残念」という声が挙がったが、一方で一躍注目を集めそうな選手がいる。今秋ドラフト上位候補の近江・山田陽翔(2年)だ。最速148キロに加え、高校通算30本塁打と投打で注目を集める二刀流選手。くしくも12日の練習試合・智弁学園戦で、昨夏甲子園準決勝の智弁和歌山戦以来、196日ぶりの実戦登板を果たしたばかりだった。

 その際は6回60球を投げて1安打1失点(自責0)と好投。「感覚自体はすごく良かった。体のコンディションは100%に近いです」と話していた。右肘痛も完治し、最速142キロも計測。また、4番打者としても7回2死満塁で決勝の押し出し四球を選ぶなど投打で活躍し、視察していたプロ10球団から熱視線を浴びた。夏の全国大会へ向けて再出発していた矢先だが、代替出場で大きな注目を集めそうだ。

 SNS上では早くも「近畿の代表として頑張ってほしい」「代わりに出る近江の山田君に期待!」「近江山田が甲子園帰ってくるのは面白い」「対京都国際、対森下で準備してきたであろう長崎日大もここにきていきなり近江の山田が相手になるとは大変な事になったな」「近江代わりに頑張ってください!!! 近江ならやれる!!!! 山田くん頼む!!!!!」など、ファンも熱いエールを送っていた。

 ◇山田 陽翔(やまだ・はると)2004年(平16)5月9日生まれ、滋賀県栗東市出身の17歳。治田西小1年から治田西スポーツ少年団で野球を始め、栗東西中では大津瀬田ボーイズに所属。近江では1年夏からベンチ入りし同秋から背番号1。最速148キロに球種はカットボール、スライダー、カーブ、フォークを操る。高校通算30本塁打。1メートル74、80キロ。右投げ右打ち。

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2022年3月17日のニュース