ヤクルト・村上　神宮ただいま打！初回速攻4点口火　3位巨人離した1差

セ・リーグ   ヤクルト9―2DeNA （ 2021年9月11日    神宮 ）

＜ヤ・D＞初回1死二、三塁、先制適時打を放つ村上（撮影・会津　智海）
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　2カ月ぶりに戻ってきた神宮はやっぱり落ち着く。ヤクルト・村上がはつらつプレーで勝利に導いた。初回1死二、三塁。「先制のチャンスだったのでコンパクトに打つことを意識しました」。京山の内角低め150キロの直球を捉え、痛烈な右前適時打を放った。

　東京五輪、パラリンピックの影響で7月10日以来の本拠地での一戦。「長い期間ビジターや自分のロッカーじゃないのは困る…」と慣れ親しんだ神宮帰還を心待ちにしていた。「落ち着いて練習もできますし、気持ちもゆっくりできると思う。伸び伸びしっかりプレーして勝てるように頑張りたい」という言葉通り、第1打席で一挙4得点の口火を切った。4番の先制打に活気づいた打線は、最近6試合で4度目の2桁安打となる12安打で9得点を挙げた。

　2回には右前打を放ち、今季103試合目で100安打に到達。7回は全力疾走で内野安打をもぎとり、今季5度目の猛打賞をマークした。東京五輪で侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献。五輪後の後半戦は20試合で打率・377、6本塁打、23打点と好調が続く。通算100本塁打まであと3に迫っている一発はお預けも、3位・巨人に1ゲーム差をつけた。（青森　正宣）