ドラ1候補左腕の筑波大・佐藤隼が4回途中負傷降板 152キロ最速更新も右腹部の肉離れか

[ 2021年9月12日 05:30 ]

首都大学野球   筑波大1-1東海大 ( 2021年9月11日    バッティングパレス相石ひらつか )

自己最速の152キロを計測した佐藤(撮影・柳内 遼平)
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 今秋ドラフト1位候補左腕にアクシデントが起きた。筑波大の佐藤隼輔投手(4年)が11日、東海大との首都大学秋季リーグ開幕戦に先発し、3回1/3を3安打無失点。自己最速を1キロ更新する152キロの直球を軸に5三振を奪ったが4回途中で負傷降板し、川村卓監督は「右腹部の筋肉の肉離れじゃないかと思います」と説明した。

 筑波大はコロナ禍の影響で春季リーグ終了後の対外試合は1試合のみ。エースの佐藤隼は対外試合に投げることなく秋季リーグ戦を迎え、川村監督は「(実戦を)やっていなかった分、出力が大きくなり過ぎてしまったのかな」と実戦不足を負傷の要因に挙げた。

 ドラフト会議はちょうど1カ月後の10月11日。全12球団のスカウトが視察し、広島・苑田聡彦スカウト統括部長は「(ソフトバンクの)和田毅に似ている。(1位指名の)12人の中に入ってくると思う」と高く評価したが、今後の登板は厳しい状況となった。(柳内 遼平)

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2021年9月12日のニュース