巨人・原監督、小林2年ぶり弾に目をこすりながらニヤリ「ナイスバッティングでしたですね」

[ 2021年9月12日 21:55 ]

セ・リーグ   巨人2―1広島 ( 2021年9月12日    マツダ )

<広・巨(18)>勝利し決勝弾を放った小林(22)を笑顔で迎える菅野(中央)、原監督(左から2人目)ら (撮影・奥 調)
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 巨人は菅野―小林バッテリーの奮闘で広島に2―1と競り勝ち、4年ぶりとなる7連敗を阻止。菅野が131日ぶり白星を挙げた9月1日のヤクルト戦(京セラD)以来11日&10試合ぶりとなる待望の今月2勝目(6敗3分け)をマークし、貯金を2桁の10に戻した。

 エース菅野が108球を投げ5回途中7失点KOされた7日のDeNA戦(横浜)から4年ぶりとなる中4日で先発登板。1―0で迎えた2回、相手主砲・鈴木誠に今季5発目となる同点アーチを浴びたが、その後は無失点に抑えて6回まで粘りの投球を続け、1―1のまま試合が進行した。すると、7回2死から菅野の“恋女房”小林が左翼スタンドへ2019年7月4日の中日戦(東京D)以来801日ぶりアーチとなる起死回生の勝ち越し1号。中川、畠の継投で1点差を守り切った。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は「やっぱり一つの勝利というのはね、非常にあの…。え~…険しくね、感じる時もあれば。何となくサラッとね、いく時もあるし。ま、しかし、今回の勝利というのはね、かなり険しい…えっへっへ…状態で、まぁ勝ったというところですね」と苦笑いしながらも久々の勝利の味を噛み締めた。

 4年ぶりの中4日でマウンドを託したエース菅野が7回で95球を投げ、5安打1失点好投で今季4勝目(6敗)。「球持ちが非常に良かったと思いますね。まぁまぁ、本来のピッチングに戻りつつあるというところだと思いますね」とした原監督は、決勝弾となった小林の2年ぶりアーチについて聞かれると「そうですねぇ…。少しこういう感じで見ましたけどね」と右手で何度も目元をこするポーズをしながらも「ナイスバッティングでしたですね」とうれしそうにニヤリ。「ゲームというのはね、まだまだこれから続きますけれども。ま、しかし。一つね、まぁ、いい状態で、いい精神状態でね、あさってから戦うことはできるというふうに思います」と話していた。

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2021年9月12日のニュース