帝京が新チーム初陣飾る 金田新監督「このタイミングで弱くなれば帝京は落ちる」

[ 2021年9月12日 17:13 ]

秋季高校野球東京都大会 ブロック予選1回戦   帝京12―0都八丈 ( 2021年9月12日    帝京グラウンド )

初陣を飾った帝京・金田新監督(撮影・柳内 遼平)
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 帝京は今秋から指揮を執る金田優哉監督の下、都八丈に12―0で5回コールド勝ちし、初陣を飾った。甲子園通算51勝を誇る前田三夫前監督の下、11年からコーチを務めて経験を積んだ36歳の新指揮官は「責任を感じている。このタイミングで弱くなれば帝京は落ちてしまう。“絶対に優勝だ”と選手、自分自身に言い聞かせています」と決意を語った。

 エースで最速140キロの高橋蒼人(1年)は先発し、5回参考ながら無安打投球で新チームの船出を勝利で飾った。日本ハム・吉田に憧れる右腕は54球中、52球も直球を投じる強気な攻めで8三振を奪ったが「もっと高みを目指さないと、センバツを狙えない」と表情を引き締めた。

 今夏は背番号18で東東京大会4強入りに貢献した。約1週間前にはシート打撃でレギュラー陣をねじ伏せ、名取寛英主将に「自分の球を打てないのではセンバツなんて無理だ」と甲子園への思いをぶつけた熱血漢。「初めての大会で(監督を)大舞台につれていきたい」と11年夏以来の甲子園出場を狙う。(柳内 遼平)

 ○…「1番・三塁」で出場した小島慎也(2年)は4安打5打点でチームを大勝に導いた。身長1メートル73の左打者は初回から3打席連続で二塁打を放つと、5回は右越えに高校通算9号となる満塁弾でコールド勝ちを決め「チームに勢いをつけたかった」と振り返った。金田監督が「打撃は良いものを持っている」と評するトップバッターは「夏に甲子園いけなかったので、自分たちの代でいきたいです」と意気込んだ。

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2021年9月12日のニュース