西武・今井、自己最多13Kで2年ぶり完封!後半戦背信続き「次はない」マウンドで快投

[ 2021年9月12日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―0オリックス ( 2021年9月11日    メットライフD )

<西・オ>完封勝利を挙げ、森(左)と勝利の喜びを分かち合う今井(撮影・木村 揚輔)
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 142球も、13奪三振も自己最多。3安打4四球で2年ぶり2度目の完封勝利を挙げた西武・今井は「後半戦はずっとふがいない投球が続いていた。次はない、と。この試合に懸けていた」と上気した顔で振り返った。

 過去2試合はともに7失点KO。捕手の森に「途中でバテてもいいから初回から全力で来い。ボール先行でもしっかり腕を振ろう」と助言され、無我夢中で投げた。6回までノーヒット投球。7回先頭の杉本に初安打を許し「意識した。悔しかった」と振り返ったが、「最後までいきます」と続投を志願して全力で腕を振り続けた。

 験も担いだ。この日は、好調だった前半戦で使っていた濃い青のグラブを再び使用。ユニホームの裾も「気分転換で。足周りをすっきりしたかった」と短めにそろえた。投手陣は9月に入って1試合平均6.9失点と乱調だったが、今井が自己最多タイの7勝目で嫌な流れを止めた。「最初から最後まで投げるのは先発投手の醍醐味(だいごみ)。うれしかった」。大器の呼び声高い23歳の右腕。さらなる成長のきっかけになる白星だった。(鈴木 勝巳)

 ▼西武・スパンジェンバーグ(4回2死二塁から7月1日のソフトバンク戦以来の6号2ラン)目の前でヤマカワが先制打を打ってくれて、楽な気持ちで打席に入れた。勢いをつける追加点が取れて良かった。

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2021年9月12日のニュース