7勝目の楽天・岸はお立ち台で「2000安打達成の瞬間を見られて幸せ」1学年上の栗山へ消えぬリスペクト

[ 2021年9月4日 18:25 ]

パ・リーグ   楽天8―5西武 ( 2021年9月4日    楽天生命パーク )

<楽・西>6回1死満塁、栗山(左)に中犠飛を打たれた岸(撮影・尾崎 有希)
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 楽天・岸孝之投手は6回を5安打3失点で7勝目(7敗)を挙げ、チームの連敗を2で止めた。これで後半戦4戦3勝と好調の右腕は、通算2000安打を達成した元チームメートの西武・栗山へお立ち台から祝福の言葉を贈った。

 「2000安打の達成の瞬間を見られて、凄く幸せです」

 現在は手強い対戦相手に違いないが、1学年上の栗山をリスペクトする気持ちは強い。対戦を控えた前日には「野球に対する姿勢、練習に取り組む姿勢をずっと見てきた。凄く野球にまじめな方。これだけ結果を残しての偉大な2000本、こういう人だからできるのかなと感じています」と思いを口にした。

 「展開にもよりますが、やっぱり意識はしますよね。達成の瞬間は見たいなとは思いますけど、まずはそこじゃない、まずはしっかりとチームが勝つように抑えること」と話して上がったマウンド。栗山との対戦は3打席で、2回先頭は中飛、4回2死は左飛に抑えた。最後の6回1死満塁では中犠飛で3点目を許した。

 「やっぱり打たれたくはないので。犠牲フライを打たれましたけど、あそこはあそこで最低限の結果で良かったかなと」と岸。チームの勝利にしっかりと貢献し、尊敬する先輩の晴れ姿もきちんと目に焼き付けていた。

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2021年9月4日のニュース