巨人・原監督　執念継投実らず　7回に崩れた戸郷に「あそこは投げ切ってほしい」

セ・リーグ   巨人3―7阪神 （ 2021年9月3日    甲子園 ）

＜神・巨＞6回2死一、三塁、代走を告げる原監督（撮影・北條　貴史）
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　巨人・原監督は7回、戸郷が同点打を浴びた直後から中継ぎ3投手を送り込んだ。5回まで完全投球だった右腕が突如崩れたことが引き金で、指揮官は「あそこは投げ切ってほしいね。何とか、7回ね」と指摘。1死二、三塁で高梨―鍵谷―大江と、左右の相手打者に合わせた執念の継投を試みたが、2死満塁で大江がフルカウントから中野に右翼線の3点三塁打を浴びた。

　9回打ち切りで延長のない今季は、球団史上最多の9人継投や、投球途中での投手交代など、原監督ならではの継投策を繰り出してきた。この日は中継ぎ陣が急ピッチでの準備を強いられ、宮本投手チーフコーチは「後のリリーフ陣にちょっと迷惑をかけた。帰って反省します」と話した。