楽天・マー君 志願の続投で復帰後最多125球も実らず…8回4失点「駄目だな」

[ 2021年9月4日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天4ー8西武 ( 2021年9月3日    楽天生命 )

<楽・西>8回を投げ終えベンチで石井監督からねぎらわれる田中将(撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天・田中将は復帰後最多125球の熱投を見せたが、苦しむチームを勝利に導くことはできなかった。2―3の8回、状態を問われ「大丈夫です、いけます」とマウンドへ。しかし、先頭・川越に初球を右翼ポール際へ痛恨のソロを浴びた。8回7安打4失点。その裏に味方が同点に追い付き黒星は免れたが「4点取られてしまっているので駄目だな」と振り返った。

 チームは福岡から当日移動で「少しでもいい投球をして、長いイニングを投げられればと思っていた」と田中将。メジャー7年間での最多は118球だった。13年日本シリーズ第6戦での160球以来となる球数に気持ちを込めたが、届かず。9回に救援陣が打ち込まれたチームは2連敗で、首位とのゲーム差は再び今季最大の4・5に広がった。(後藤 茂樹)

 ▼楽天・石井監督 田中将は気持ち的にも、メカニック的にも8回いけると判断して続投させた。終盤でも球の精度は保って投げてくれたと思う。

 ▼楽天・岡島(8回の同点2点中前打など2安打3打点)田中(将)さんにいつも頑張ってもらっているのに得点できずにいるので。何とかしたいという気持ちは僕だけでなくみんな思っている。

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2021年9月4日のニュース