巨人・原監督「こういう時もありますよ」とビエイラへの信頼変わらず 「1番バッターが機能しないと…」

[ 2021年9月4日 21:53 ]

セ・リーグ   巨人3―4阪神 ( 2021年9月4日    甲子園 )

<神・巨>9回無死一塁、大山に逆転サヨナラ2ランを打たれたビエイラ(撮影・大森 寛明)
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 巨人は首位攻防第2ラウンドとなった阪神戦(甲子園)で守護神・ビエイラが大山に逆転サヨナラ2ランを浴び、3―4で敗れて2連敗。最大8ゲーム差から150日ぶりに返り咲いた首位の座から再び陥落した。

 巨人は1―2と逆転された直後の6回に先頭の坂本がこの試合2本目の二塁打で出塁。1死三塁から主砲・岡本和が左翼席中段へ2試合ぶりとなる34号2ランを叩き込んで3―2と即座に逆転に成功した。岡本和は2018年の33本塁打を抜き、シーズン自己最多本塁打を更新。主砲のこの一発が決勝点となるはずだったが、3―2と1点リードで迎えた9回に4番手としてマウンドに上がったNPB最速右腕・ビエイラが先頭・糸原に左前打された後、大山に1ボールから投げた内角への156キロ直球を左翼スタンドに叩き込まれて逆転サヨナラ負けとなった。

 8月28日以来の2位に後退した巨人の原辰徳監督(63)は試合後、もう手は尽くしたという形で…と水を向けられると「そうですね。もうちょっと点を取っとくっていうところでしょう」とコメント。3―2で迎えた7回2死満塁で代打・中島が三振に倒れて無得点、8回も1死二塁で代打・亀井が三振、ウィーラーも倒れて無得点で終わっていたことについて聞かれると「そうね。うん」とうなずいた。

 また、3番手左腕・中川は8回に先頭の代打・小野寺に死球を与えてから1死満塁のピンチを招いたが、マルテを遊ゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。「いいダブルプレーをね。6―4―3という素晴らしいプレーだったですね」とした原監督。1点リードでの9回はビエイラしかない、という場面だっただけに「そうそう」として、責められないという指摘にも「そりゃ、もう全然。こういう時もありますよ」とかばった。

 また、6回3安打2失点で降板し、リーグ単独トップの11勝目がサヨナラ負けで消えた先発左腕・高橋については「特に勝ち越して6回、あれをよく投げてくれましたね」と評価。岡本和が最高の結果を出してくれたことについては「そうですね」としながらも「やっぱり1番バッターが機能しないとね。中心選手のやっぱり丸が、なかなかね。なんとか奮起してもらいたいなあと思うね」と2三振を含む5打数無安打だった丸の復調を願っていた。

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