巨人、4カ月ぶり奪首お預け デーゲームで快勝、0・5差迫るもナイターで阪神勝利 再び1ゲーム差に

[ 2021年8月14日 21:23 ]

セ・リーグ   巨人6―1中日 ( 2021年8月14日    東京D )

<巨・中16>勝利し、2本塁打の丸(左)を迎える原監督(撮影・木村 揚輔)
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 逆転でのリーグ3連覇を目指す2位・巨人はデーゲームで4位・中日を6―1と下し、後半戦スタートから2連勝。貯金を今季最多にあと1と迫る13とした。この時点で首位・阪神とは0・5ゲーム差。ナイターで阪神が敗れれば巨人が最大8ゲーム差をひっくり返して4月1日以来135日ぶりに首位へ浮上するところだったが、阪神が9―3で広島を下したためゲーム差は再び1となり、巨人の奪首はお預けとなった。

 巨人は初回に先発左腕・メルセデスが1点先制を許して迎えたその裏、松原の中前打と坂本の四球で無死一、二塁とし、3番・丸が中日先発右腕・ロドリゲスから右翼ポール際に11号3ランを放ってあっさり逆転。3―1で迎えた6回には丸がこの試合2本目となる12号ソロを右翼スタンド中段に放って待望の追加点を加えると、岡本和、ウィーラーの連続四死球に敵失もあって無死満塁とチャンスを広げてから代打・若林が左前適時打を放ってもう1点追加。丸は前夜の同戦で初回に先制打、8回には貴重な四球を選んで逆転劇に絡み、若林は同じく8回に代打で起死回生の同点弾を放っており、2日連続の活躍となった。

 また、主砲の岡本和は8回に4番手右腕・三ツ間から後半戦初の一発となる28号ソロを放ち、82打点と合わせて打撃2冠をキープ。ドミニカ共和国代表として東京五輪で銅メダル獲得に貢献した先発左腕・メルセデスは5回1失点で自身4連勝を飾り、今季6勝目(1敗)をマークしている。

 巨人は6月18日に首位・阪神との差が最大8ゲームと開いたが、打撃不振で2軍落ちを経験した丸がこの日から1軍復帰。翌19日から破竹の8連勝を飾って6月29日には2・5ゲーム差まで一気に詰めた。前半戦ラストマッチとなった7月14日には球団最多タイの9投手が投げて36年ぶりの14四死球を与える屈辱。2連敗で東京五輪開催による中断期間に突入したが、後半戦は先発、リリーフとも投手陣が安定、2戦合計3失点で2連勝スタートとなった。

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2021年8月14日のニュース