巨人・原監督「先発陣がゲームを作ってくれることが一番重要」 メルセデス5回1失点で6勝目、あすは戸郷

[ 2021年8月14日 17:36 ]

セ・リーグ   巨人6―1中日 ( 2021年8月14日    東京D )

<巨・中(16)>原監督(左)からねぎらわれるメルセデス (撮影・森沢裕)
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 巨人の来日5年目左腕、C・C・メルセデス投手(27)が中日戦(東京D)に先発登板。5回6安打1失点とまとめ、自身4連勝となる今季6勝目(1敗)をマークした。

 ドミニカ共和国代表として出場した東京五輪では1次リーグの日本戦(福島あづま)で開幕投手を務め、7回途中1失点好投で侍ジャパンを苦しめるなど銅メダル獲得に貢献。後半戦初登板となったこの日は初回、先頭・京田をいきなり四球で歩かせ、1死二塁から大島に中前適時打されて先制を許したが、その後は失点を許さなかった。

 初回に先制を許した後、なおも続いた1死一、三塁のピンチは高橋周、A・マルティネスとともに見逃し三振に仕留め、丸の逆転3ランが出て3―1となって迎えた2回の2死一、二塁は伊藤を空振り三振でピシャリ。3回は先頭・大島に死球で出塁を許したが、主砲・ビシエドを打ち取った後で高橋周を遊ゴロ併殺打に仕留め、5回の2死一、二塁も高橋周を三ゴロに打ち取った。5回までに108球を投げたため、その裏に1死一塁で打席が回ると原監督は代打・重信をコール。ここで降板となった。

 メルセデスの投球内容は5回で打者23人に対して108球を投げ、6安打1失点。5三振はすべて直球で奪い、与えた四死球は3つだった。

 巨人の原辰徳監督(63)は試合後、メルセデス交代のタイミングについて「非常に力投してた、と。ただ、球数等々含めてね。まぁ、バトンを渡すことの方が正しいであろうというところで思い切って5回で代えました」と説明。リーグ戦再開後、最初のカードで3連戦3連勝が懸かる15日に向けては「やっぱり先発陣がゲームを作ってくれるというのがですね、やっぱり一番重要だと思いますね」とし「(山口、メルセデスと)2人の投手、それと若い戸郷がね、あしたは放りますんで。そこを、そういうゲーム展開になればなというふうに思っております」と先発の戸郷に期待を寄せていた。

 ▼メルセデス 本来であれば球数を少なく、もっと長いイニングを投げなければいけなかった。その中で難しいイニングはあったが粘ってリードを守ることができて良かった。

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2021年8月14日のニュース