オリ宮城 高校時代のゴミ拾いと1分間スピーチで培われた鋭い“嗅覚”

[ 2021年8月14日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス6ー3ロッテ ( 2021年8月13日    ZOZOマリン )

<ロ・オ14>10勝を挙げた宮城は10勝ポーズを決める(撮影・西川祐介)
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 【記者フリートーク】マウンドを降りてもオリックス・宮城の“嗅覚”は鋭い。「怒られるようなことを絶対にしないんですよ」。岸田護投手コーチが冗談交じりに振り返ったのは、1年目のこと。新人が練習姿勢や生活態度などで叱られることはよくあるが、宮城は違った。率先して練習道具を用意したり、声を出したり…。岸田コーチは「周りをよく見ていて“そろそろヤバいな”って察知していたと思うんですよね」と言う。

 興南時代に培われた。早朝の散歩を兼ねたゴミ拾いと1分間スピーチが日課。我喜屋監督は「各自で情報収集をしてゴミを拾いなさい。季語や時事ニュースなど多角的な視点を求めたのは、相手の戦略分析、自分たちのピンチに対する“気付き”にも、つながる。みんなそうですが、(宮城は)特に真面目に取り組んでいた」。10代離れした落ち着きと対応力には理由がある。(オリックス担当・湯澤 涼)

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