楽天・岸 8回1死まで無安打投球で5勝目「めったにないことなので意識していましたけど…」

[ 2021年8月14日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天5―0西武 ( 2021年8月13日    メットライフD )

今季5勝目を挙げた楽天・岸 (撮影・白鳥 佳樹)
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 快挙こそ逃したが、楽天・岸にはチームを勝利に導いた充実感があった。7回終了時点で無安打。球数は107球で「本当に疲れていた」と振り返るが、石井監督から「(8回は)どうする」と聞かれ「行きます」と即答した。8回1死から愛斗に右前打を打たれたところで降板となったが、7回1/3を1安打無失点、10奪三振で5勝目を手にした。

 西武時代の14年5月2日ロッテ戦以来、2度目のノーヒットノーランまであと5人だった。「めったにないことなので意識していましたけど、そんなに甘くはないです」。それでも7年前と同じ炭谷とのバッテリーで快投を演じ「野手が点を取ってくれたおかげであそこまでいけた」とすがすがしく話した。

 前半戦は不振で出場選手登録を抹消された時期もあった。その期間にフォームを見直し、本来の姿を取り戻した。「優勝を目指すためには負けたくないので」。首位・オリックスとは1・5ゲーム差。ベテラン右腕が逆転優勝に向けて頼もしく先陣を切った。 (重光 晋太郎)

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2021年8月14日のニュース