長雨でストレスを感じる球児のために、古豪・高松商の長尾監督が配ったものとは

[ 2021年8月14日 15:30 ]

<高校野球 中止> 雨で中止が決まった甲子園球場 (撮影・平嶋 理子)
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 第103回全国高校野球選手権大会が46年ぶりの3日連続順延となった中、古豪・高松商の長尾健司監督がユニークなアイデアで選手のストレス解消につとめている。毎晩、宿舎の部屋を回って、自ら配っているのが全国各地の名湯をもとにした入浴剤だ。

 「コロナ対策で行動にも制約がある。高校生ですからストレスはある。せめて風呂ではリラックスできれば」と有馬温泉、別府温泉、草津温泉など日替わりで入浴剤を用意し、選手に渡している。

 コロナ前も甲子園出場時には、全員で関西エリアの温泉に行くのが高松商の恒例行事だった。しかし、今回は外出ができず、通っていた温泉もクローズになっているという。「毎回違う湯を楽しんで、気分転換になれば」と気遣いを見せている。

 第6日に2回戦で作新学院(栃木)戦を控える。「外で練習できないから、とにかく筋力を落とさないことが大事。早く晴れてほしい」と96年夏以来の甲子園勝利へ、コンディション調整に余念がなかった。

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2021年8月14日のニュース