東北学院 初出場で“歴史的1勝” 強豪・愛工大名電を撃破!伊東が9回3失点で完投飾る

[ 2021年8月11日 18:59 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   東北学院5―3愛工大名電 ( 2021年8月11日    甲子園 )

<東北学院・愛工大名電>東北学院の先発・伊東(撮影・坂田 高浩)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第2日は11日、甲子園球場で1回戦が行われ、初出場の東北学院(宮城)が3年ぶり13回目の出場となる愛工大名電(愛知)を5―3で撃破。エースの伊東大夢投手(3年)が9回完投勝利。春夏を通じ史上初めて宮城県勢と愛知県勢との対戦が実現した注目の一戦を制し、初の大舞台で“歴史的1勝”を飾った。2回戦では松商学園(長野)と激突する。

 打線は3回、2死満塁から7番・山田が左中間へ走者一掃の3点適時打で先制。相手2番手・寺嶋の投じた低めの直球を捉え、味方の失策なども絡み走者3人が生還。5回にも山田の適時三塁打が飛び出すなど、5―1とリードを広げた。

 先発の伊東は4回に1点を失うも、6回まで4安打1失点と好投。7回は2死二塁から9番・大森のレフトへの打球を追いかけた左翼の山田が足を痛め捕球できず。これが適時二塁打となって2点目を失うと、山田は治療のため一旦ベンチへ。山田はその後走って守備位置に戻ると、会場からは拍手。伊東も後続を何とか抑え、追加点を与えなかった。

 伊東は8回、先頭の田村に1号ソロを浴び2点差とされたが9回完投で甲子園初白星。7番・山田が4打数2安打4打点の活躍で勝利に貢献した。

 愛工大名電(愛知)は先発の田村が乱調。初回から制球を乱し、2回1/3を2安打4四死球2失点で降板。代わった2番手の寺嶋も5回2/3を6安打3失点。打線も田村が8回に意地のソロ本塁打を放つも2点及ばず初戦敗退となった。

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