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日本ハム・伊藤 侍で強心臓発揮 駒苫先輩・田中将を「マー君」呼び

[ 2021年8月11日 05:30 ]

金メダルを手に笑顔で写真に納まる伊藤(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 東京五輪で3試合の無失点救援を見せた日本ハム・伊藤が札幌市の室内練習場で取材対応し、金メダルを獲得した米国との決勝後の「秘話」を明かした。

 「最後に“マー君”呼びしました。“さん”を付けずに…」

 言わずと知れた楽天・田中将の愛称だが、年下がおいそれとは呼べない。しかも、伊藤にとっては駒大苫小牧の「直」の先輩。「投手で集合写真を撮ることになって、田中さんだけ離れていて。周りにあおられて僕が“マー君”と呼び寄せることに…」と苦笑いした。

 田中将の寛容さがあってこその肝っ玉エピソードだが、マウンドで真の肝っ玉ぶりを見せた五輪でもあった。準決勝の韓国戦。手汗の量が多いため普段からロジンを入念に使うが、韓国ベンチからクレームが出た。それでも直後の投球前にさらにロジンを付け、動揺の色もなく投球。試合後はツイッターで「#追いロジン」とタグ付けし、手が滑ることによる打者の危険を避けるため、と説明した。

 「1回付けて(抗議で)タイムがかかって間が空いたので、結果的に“追いロジン”した」と状況を回想。投稿に対しては応援だけでなく批判の書き込みも「いっぱい来た」というが、「よく思わない方に何を言われても別に僕はメンタルを削られない」と言い切った。苫小牧駒大時代からSNS活用にたけ、今後も必要に応じてメッセージを発信する。

 侍ジャパンで戦う中、田中将からは「気持ちや取り組み方、人としての在り方を教えてもらった」という。目下7勝で新人王も懸かる後半戦へ「自分らしくやっていく」と誓った。(和田 裕司)

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