松商学園・足立監督 勝負のカギは「低めの変化球をいかに見送れるか、だった」

[ 2021年8月11日 17:05 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   松商学園17-4高岡商 ( 2021年8月11日    甲子園 )

<高岡商・松商学園>力投する松商学園先発の栗原(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第2日は11日、甲子園球場で1回戦が行われ、4年ぶり出場の松商学園(長野)が4大会連続出場の高岡商(富山)を17-4で下し、初戦を突破した。松商学園は史上初となる大正、昭和、平成、令和の4元号勝利となった。

 松商学園は県大会の全6戦で7点以上、チーム打率4割超の強力打線が初回から火を噴く。1死満塁から5番・熊谷の遊失の間に先制すると、なお1死満塁で6番・金井が左越えに走者一掃の二塁打を放ち、一気に4点を挙げた。さらに2回に3点、3回にも4番・斎藤の右越え2ランなどで4点を奪い、序盤で勝負を決めた。その後も着々と加点し、大挙17点を奪った。

 足立修監督は「選手が平常心で戦ってくれた結果だと思う。(高岡商先発の川渕の)低めの変化球をいかに見送れるか、攻略はそこだった。少し浮いてきたボールであれば積極的にいこうという話はしていた」と振り返った。中軸の3年の活躍が目立ち、3番・織茂が5安打6打点、4番・斎藤が本塁打を含む3安打3打点。「(野球部の)取り組みにおいても、普段の学生生活においても真面目で、このチームを象徴している、引っ張ってくれる2人です」と頼もしそうに見つめた。

 投げてはエースの左腕・栗原が7回を7安打4失点。力投を称えつつ、「まだ制球力が定まらない部分があったので、次に向けて修正したい」と課題も口にした。

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