静岡4元号勝利ならず 県大会37回無失点のエース高須 計6回2/3を2失点「悔しい気持ちでいっぱい」

[ 2021年8月11日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権大会第1日 1回戦   静岡2-4新田 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<静岡・新田>先発し、中継ぎとしても再度マウンドに戻った静岡・高須(撮影・河野 光希)
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 静岡は米子東に続き、4元号勝利はならなかった。先発したプロ注目のエース高須大雅(3年)は2度の登板で計6回2/3を2失点に「甲子園で勝つことを目標にしていたので悔しい気持ちでいっぱい」。

 1メートル92の長身から投げ下ろす最速146キロの直球を武器に静岡大会では5試合37回を投げて無失点。だが「多少緊張もあって力んだ」と振り返るように抜けるボールも目立ち、食らいついてくる相手打線にてこずった。

 5番を任された打撃も好機に凡退。「チャンスに一本出ていれば結果も変わっていた。チームのみんなに申し訳ない」と肩を落とした。

 ≪4元号勝利へ松商学園が挑む≫米子東と静岡は、史上初となる大正、昭和、平成に次ぐ4元号での甲子園勝利に挑んだが、ともに1回戦で敗れた。これで、令和となった19年夏以降、4元号勝利を狙った学校は春も含め7連敗になった。なお、他にも今大会の出場校では松商学園、北海、高松商が過去の3元号で勝っており、初の4元号勝利が期待される。

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2021年8月11日のニュース