日本ハム・中田は「突発的に腹を立てて手を出した」 川村球団社長が会見「被害の選手に落ち度はない」

[ 2021年8月11日 16:56 ]

日本ハムの中田翔内野手
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 日本ハムは、チームメート1人に暴力行為を行った中田翔内野手(32)に当面の1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分をした件で、川村浩二球団社長が記者会見した。

 中田の暴力行為は4日、函館で行われたエキシビションマッチ・DeNA戦の試合前にあった。川村社長は「一定の会話を行っていた中、中田選手が突発的に腹を立てて、手を出した。被害を受けた選手に落ち度はない。幸いにして被害者についてはプレーに支障はない」と説明。「本来はチームの中で懇意な2人だったと聞いている」と続けた。

 中田は4日の試合に1打席だけ立ち、交代した。「被害があった選手から申し出があり、事実関係を調査している間に試合が始まってしまった。一旦出場させたが、事実が確認できたので1打席だけで下げて、自宅謹慎を命じて帰らせた」と川村社長。以来、この日まで中田や被害者、周辺で見ていた選手やスタッフに詳細な調査を行い、発表するに至ったという。

 川村社長は「暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません。ファン、関係者の皆さまにご心配やご不快な思いをさせ、深くお詫び申し上げます。申し訳ございません」と深く頭を下げた。
 

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