巨人・松原、サイクルならずも原監督は「きょうは非常に良い役割」と評価 前夜6の0から一転、猛打賞

[ 2021年6月27日 17:12 ]

セ・リーグ   巨人5―2ヤクルト ( 2021年6月27日    神宮 )

<ヤ・巨(10)> 初回無死、先制ソロを放ち吠える松原 (撮影・光山 貴大)
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 巨人の松原聖弥外野手(26)がヤクルト戦(神宮)に「1番・左翼」で先発出場。今季3本目となる初回先頭打者アーチに続き、第2打席で二塁打、第3打席で単打を放ってサイクル安打に王手をかけたが、前夜の北村拓己内野手(25)に続いて三塁打が出ず、大記録達成はならなかった。

 松原は初回に入った第1打席で、相手先発右腕・スアレスが3ボール1ストライクから投じた5球目、内角152キロ直球を右翼スタンド中段に7号ソロ。3回の第2打席でスアレスの153キロ直球を左中間二塁打とすると、6回の第3打席ではスアレスのチェンジアップを右前に運び、6打数無安打だった前夜から一転、3打数3安打で猛打賞となった。

 巨人選手のサイクル安打達成となれば2008年9月3日の広島戦(京セラD)で達成した小笠原道大以来13年ぶりとなるところだったが、松原は8回の第4打席で9球粘ったものの中飛に終わり、偉業ならず。前日26日のヤクルト戦(神宮)では同僚の北村が二塁打、本塁打、単打と3打席で王手をかけたが、残り2打席はともに見逃し三振に終わっており、2日連続であと一歩及ばなかった。

 それでも試合後、巨人の原辰徳監督(62)は「きょうは非常に良い役割。先頭のホームランから始まってね、大きかったですね。1番2番が今日は良いところでね」とコメント。チームが今季4度目の2桁得点で10―3と圧勝した前夜の試合で先発野手として唯一快音が聞かれず6打数無安打に終わった松原の活躍を喜んでいた。

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2021年6月27日のニュース