楽天が9年ぶりに本拠地でソフトバンクに同一カード3連戦3連勝 首位タイをキープ

[ 2021年6月27日 18:23 ]

パ・リーグ   楽天3―2ソフトバンク ( 2021年6月27日    楽天生命パーク )

<楽・ソ11>ガッツポーズする茂木(撮影・尾崎 有希)
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 楽天が本拠地で、9年ぶりにソフトバンクに同一カード3連戦3連勝を飾った。

 先発・滝中は5回まで3安打無失点と好投していたが、2点リードの6回2死一塁から栗原に四球を与えたところで足がつって緊急降板。2番手・安楽が中村晃に同点の2点適時三塁打を浴びたが、その後は自慢のリリーフ陣の継投で無失点に抑えた。

 打線は4回に浅村の左中間への6号ソロで先制すると、同点に追いつかれた直後の6回には島内、岡島、茂木の3連打で勝ち越しに成功。前日に引き続いて1点差の接戦をものにして、チームの連勝を4に伸ばした。

 本拠地でソフトバンクとの同一カード3連戦で3連勝したのは、12年6月29日~7月1日以来、9年ぶりだ。当時の初戦(6―0)で勝ち星を挙げてチームに勢いをもたらしたのが田中将だった。ソフトバンクには昨季9勝15敗と大きく負け越しており、2試合連続で決勝打を放った主将・茂木は「価値ある3連勝だった」とうなずいた。

 チームは貯金を7に増やして首位タイをキープした。石井監督は「監督をやっている身としては、1点差の試合はあまり体に良くない」と苦笑いしつつも「僕がしっかりしていればもう1点ぐらいはとれたかなと思うけど、選手たちが場面場面で良いコンタクトをしてくれた」とナインを労った。チームは7連敗の後に4連勝。完全に勢いを取り戻しつつあり「ロースコアのゲームで競っていくチームだと思うので、そうやって力をつけて、チームも僕も選手も日々成長していきたい」と締めくくった。

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