DeNA・阪口 阪神・輝斬り復帰白星 4月25日被弾の雪辱 自己最長6回1失点

[ 2021年6月27日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3ー1阪神 ( 2021年6月26日    甲子園 )

<神・D>勝利投手の阪口(右から2人目)は三嶋からウイニングボールを受け取る(撮影・後藤 大輝)
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 DeNA・阪口は、悔しがる大物新人を見て安どの息をついた。

 「やられたらやり返す、じゃないけど結果的に三振をとれた。直球で押してよかった」

 0―1の4回1死。佐藤輝をフルカウントから内角低め148キロ直球で見逃し三振に仕留めた。2回無死一塁での初打席も内角直球で一ゴロ併殺斬り。打線を分断した。自己最長の6回を投げて4安打1失点で4月4日以来の白星となるプロ2勝目。三塁側スタンドで応援していた母・京子さんに手を振った。

 4月25日の甲子園。2回に佐藤輝にカーブを右翼席に運ばれた。その後、右肘の違和感を発症。真っ向勝負でリベンジし、復帰登板を飾った。女房役の山本は大阪・大正東中の1学年先輩。三浦監督は「(山本)祐大も、うまくやっていた。阪口もやられたらやり返す気持ちを見せた」とバッテリーを称えた。

 開幕投手の浜口が戦線を離脱した苦しい台所事情で、チームに勢いを与えた右腕。「戻ってきて一発目で2勝目。本当にうれしい」と2個目の記念球を握り締めた。(大木 穂高)

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2021年6月27日のニュース