阪神・伊藤将　粘りの3併殺で5回0/3無失点　反省忘れず「先頭を切って流れを持っていけたら…」

セ・リーグ   阪神1ー3DeNA （ 2021年6月26日    甲子園 ）

＜神・D＞7回、逆転の本塁打を浴びた及川（左）を迎える伊藤将（撮影・平嶋　理子）
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　阪神・伊藤将は6安打を浴びるなど毎回走者を背負っても、本塁だけは踏ませなかった。

　「なるべく先頭（打者）を切って、流れをもっていけたらな…と反省しています」

　6回無死一塁で馬場に託すまで3者凡退に抑えた回は一度もなかった。特に2～6回はすべて先頭打者に出塁を許した。3併殺を奪うなど、持ち味の粘投を発揮したとはいえ、攻撃にリズムを呼べなかった。一度はつかんだ勝利投手の権利も逆転敗戦で消え、5勝目も次回へ持ち越した。

　「ゴロを打たせて併殺を取れたということは調子も崩れていない基準になる。次は先頭を抑えて、長いイニングを投げられるように頑張っていきたい」

　決定打を許さず無失点に抑えたことをプラスに捉えつつ、明確な課題を持ち帰った。