全国高校野球 新潟、岐阜など組み合わせ決定

[ 2021年6月27日 05:30 ]

 第103回全国高校野球選手権大会(8月9日から17日間、甲子園)の新潟、岐阜、京都、岡山、広島、山口、高知大会の組み合わせが26日、決まった。

 【新潟展望】群雄割拠の混戦模様だ。今春に初の県大会優勝を果たした新潟産大付を軸に、昨秋を制した加茂暁星、春の北信越大会準優勝の新潟明訓、昨秋北信越4強の関根学園にも力がある。また、ノーシードながら日本文理も侮れない。

 【岐阜展望】今春センバツに出場した県岐阜商が本命で、主将の捕手・高木に注目。追うのは今秋ドラフト上位候補の阪口を擁する岐阜第一に、投打の軸・小田が引っ張る中京。春に県岐阜商を破った市岐阜商、大垣日大、大垣商も上位をうかがう。

 【岡山展望】優勝争いは三つ巴になりそうだ。本命は春Vの創志学園。総合力が高く、DeNA打撃コーチの長男・坪井に期待。好右腕・仲村のいる岡山学芸館、春準Vの倉敷商が追う。1年時に無安打無得点達成の玉野商工・長谷川にも注目。

 【広島展望】今春センバツにも出場した広島新庄が実力的に抜けている。右腕の花田、左腕の秋山の二枚看板に加え、打線も強力。対抗は投打にバランスの取れた広陵。春準Vの呉港、同4強の尾道が続く。盈進、広島商、西条農など実力校が追う。

 【高知展望】明徳義塾と高知の一騎打ち。総合力で一歩勝る明徳義塾に、154キロ右腕の今秋ドラフト候補・森木が立ち向かう構図で、全国的にも注目を集めそうだ。両投げ両打ちの寺田を擁する土佐塾、高知商、高知中央が2校を追いかける。

 【山口展望】今春のセンバツに出場し中国大会でも準優勝の下関国際が一歩リード。捕手の守(もり)を中心に堅いディフェンスで優勝を狙う。高川学園は春季大会6戦51得点の打線が武器。宇部鴻城は春季大会初戦敗退から巻き返す。西京、早鞆も候補。

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2021年6月27日のニュース