帰ってきた「2番・糸原」はいい感じ 阪神・井上ヘッド「基本的には来週もこの形」

[ 2021年6月27日 18:19 ]

セ・リーグ   阪神3ー8DeNA ( 2021年6月27日    甲子園 )

<神・D(12)>5回1死二塁、阪神・糸原は適時二塁打を放ち、二塁に向かう(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は5月16日巨人戦以来となる、2番に糸原を起用。14試合連続で2番を務めていた中野を7番に入れたオーダーで臨んだ意図を、井上ヘッドコーチが説明した。

 「決して拓夢(中野)の調子が悪いからとかではなく、流れを変える意味と、2番をずっと打っていた健斗(糸原)だけに、そこの役割はこっちがサインを出さなくても分かっているし。前半戦を健斗が引っ張っていったというのは誰もが認めるところだから、そういった意味で打順の巡り合わせ的にも早くあいつに回ってくる形を作ったという意図」

 糸原はこの日、5回1死で近本が二塁打を放った直後、大貫の144キロを右中間にはじき返す適時二塁打。1、3、7回のいずれも二塁に近本を置いた場面で回ってきた打席では全て進塁打を放つなど、打線の組み替えは一定の効果を現した。「基本今日みたいな形でいった方がいいと思っている。どうなるかは分からないけど、基本的には来週もこの形でいこうとは思っています」と井上ヘッドコーチ。糸原が故障離脱するまで開幕40試合連続で続いていた「1番・近本」、「2番・糸原」の並びで、巻き返しを期す。

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2021年6月27日のニュース