近本が中野がマルテが…1~3番出塁なしの阪神 打線沈黙に矢野監督「何も変えようと思っていない」

[ 2021年6月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1ー3DeNA ( 2021年6月26日    甲子園 )

<神・D>8回1死一、三塁、近本は二ゴロ併殺打に倒れる(撮影・後藤 大輝)
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 最後の望みもわずか8球で断たれた。2点を追う阪神の9回の攻撃は三嶋の前に3者凡退。今季、幾度となく得点の起点となってきた上位打線が凡退してのゲームセットに“停滞感”が色濃くにじんだ。

 直前の8回に訪れた絶好機もモノにできなかった。1死一、三塁で近本は二塁への強いゴロ。俊足打者にとっては“ここしかない”という当たりで痛恨の併殺に倒れた。同じ山崎を攻め立てながら中野が二ゴロ併殺に終わった前夜と重なる逸機。矢野監督も「チャンスもね、もっとつくってほしいけど。チャンスでも一本出ないっていうね。まあ、我慢の時かな」と受け止めた。

 最近7試合のうち2得点以下は6試合。おもしろいようにつながっていた打線に元気がない。1~3番が5月27日のロッテ戦以来、今季2度目の無安打そろい踏みで、出塁なしは初めて。指揮官は「何も変えようと思っていない」と組み替えを否定したものの、再着火するきっかけが欲しい。(遠藤 礼)

 《中野11個目の失策》阪神・中野のリーグ最多を更新する11個目の失策が手痛い失点に結びついた。8回先頭の宮崎の遊ゴロが手前でイレギュラー。バウンドの変化に対応できず、後続の連打で生還され、2点差へ突き放された。チームとしても68試合目で大台の50失策に到達。12球団ワーストの数字にも課題が表れていた。

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