中日・与田監督はブレない 27打席ぶり安打を放った根尾の1軍起用を明言「戦力として置いている」

[ 2021年6月27日 18:19 ]

セ・リーグ   中日1ー1広島 ( 2021年6月27日    マツダ )

<広・中(11)>与田監督が当面の1軍起用を明かした中日・根尾    
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 復調の兆しとなるか。中日・与田剛監督(55)は第3打席で27打席ぶり安打を放った根尾について「Hというランプが点れば、、ちょっとずつまた変わっていくでしょう」と穏やかに話した。

 6月9日楽天戦(楽天生命パーク)以来、13試合ぶりにスタメンに起用。1、2打席目はともに三振だったが、3打席目に結果を出した。広島先発・森下の投じた初球のチェンジアップをスイングし、中前にポトリと落とす安打。打球自体は打ち取られたものだったが、何よりも結果が重要だった。

 5月28日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来の安打。指揮官は打撃の結果が出なくても出場選手登録を抹消することなく、戦力としてベンチに入れ続けた。「今、1軍に置いていることが評価。全てが完璧になんてのは、簡単にできるわけではない。うまくいかないながら取り組んでいることが、少しずつ形になれば。守備のことを含めて戦力として1軍に置いている。欲はいろいろ持っていますが、少しずつ良くなればとは思っています」と語った。

 根尾は「ホッとしました。やることは変わらないので、これからもしっかり準備したいです」とコメントした。6月初安打を放ったが、打率はいまだ・174。夏場に向け、周囲の期待を力に変える。

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2021年6月27日のニュース