本音?それとも駆け引き? セ監督座談会で巨人・原監督「皆さん、そんなに警戒しないで大丈夫です」

[ 2021年3月25日 22:14 ]

巨人・原辰徳監督
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 プロ野球の今季開幕を翌日に控えた25日、NHK BS1で「プロ野球 監督座談会」(後8・00)が放送され、リーグ3連覇を狙う巨人の“ソツのない野球”にセ5球団の監督が警戒心を見せる中、当の原辰徳監督(62)が「今年は動きません」「皆さん、そんなに警戒しないで大丈夫です」などと話す場面があった。

 パ・リーグに続いてセ・リーグ6球団の各監督をオンラインでつないで始まった座談会。初参加となったDeNAの三浦大輔監督(47)が開幕戦の対戦相手である巨人のどこを警戒するかという質問に「ソツのない野球」と回答し「隙を見せると隙を突いてこられる。この間の沖縄での(練習)試合でもそうでしたけども、1、2塁でレフトフライでタッチアップっていうところで進塁されたっていうところで、やっぱり隙を見せるとどんどんどんどんもうジャイアンツのペースに持っていかれるなっていうのはすごく感じました」と警戒心を強めた。

 これに他球団の監督だけではなく原監督も手元にあった「そう思う!」の札をあげ、他球団の各監督は苦笑い。就任1年目の昨季最下位に終わったヤクルトの高津臣吾監督(52)は「三浦監督が言われたように本当に隙を見せたところはつけ込んでこられますし、それを何とか見せないというか、何とかこちらが逆につけこ込むような展開に持っていかないとなかなかジャイアンツには勝てないなと思ってます」と話し、三浦監督の意見に同調した。

 だが、ここで当の原監督はさっきまでの「そう思う!」を裏返して「う~ん」の札に変え「昨年、一昨年とですね、少し動きましたけど。今年は動きません。動きたくない野球をしたいなと思っております」とキッパリ。「皆さん、そんなに警戒しないで大丈夫です」と言い切った。これは本音なのか、それとも駆け引きなのか。他の監督たちがやや戸惑いを見せる中、原監督は「もう少し落ち着いた野球をしたいなと思っております」と真意を説明していた。

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2021年3月25日のニュース