ヤクルト・村上、外野4人“シフト”関係ねぇ~ 実戦復帰から2戦連発

[ 2020年6月11日 05:30 ]

練習試合   ヤクルト3-6日本ハム ( 2020年6月11日    神宮 )

8回1死、村上が2試合連発となる左越えソロを放つ(撮影・村上 大輔)
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 シフトをあっさり破った。ヤクルト・村上は8回に堀の外角低め直球を捉え、左中間席に運んだ。日本ハム内野陣は三塁手が遊撃の位置に移動して右に寄り、外角球で引っ掛けたゴロを打たせようとした。ところが、村上は逆方向のスタンドに軽々と運んでみせた。

 「強引にいかず、逆らわないで押し込むことができた」。慢性へんとう炎から復帰した前日に続く2戦連発だ。3回は遊撃手が左翼線を守り、外野手4人。それでも河野から中前打を放った。「安打ゾーンに打てば安打になるし、フェンスを越えれば本塁打なので関係ないかな」。奇策をあざ笑うかのようにマルチ安打を記録した。

 打った相手はいずれも左投手。36本塁打で新人王を獲得した昨季は右投手の打率.254、26本塁打に対し、.198、10本で「昨季、数字が良くなかったので自信になる」と成長を示した。

 不動の4番を目指す20歳。「4番はチームの勝敗に直結する打順だと練習試合を通して思った。勝ちに導けるように頑張るだけ」と力強く話した。 (黒野 有仁)

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