ロッテ・福田秀 初の2番で2安打 井口監督腹案に応え「意識することなく、自分の打撃ができれば」

[ 2020年6月11日 05:30 ]

練習試合   ロッテ4-10中日 ( 2020年6月10日    ZOZOマリン )

練習試合<ロ・中>6回先頭の福田秀は右線打で二塁へ走る(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・福田秀が「強打の2番」としてポテンシャルを見せた。ソフトバンクからFA移籍後初となる「2番・中堅」で出場し、3打数2安打。ここまでは1、3番での出場だったが、快足の荻野と1、2番コンビを結成し「意識することなく、自分の打撃ができればいいと思った」と積極的にスイングした。

 4点ビハインドの3回は藤岡の右前打で1点を返し、なおも1死一塁から中前打。清田の右越え二塁打で一塁から生還する快足も披露し、一挙3点のつなぎ役として機能した。6回は先頭で右翼線へ痛烈な二塁打。前日は5打数無安打だった。「今日は全部、代打の気持ちでいった」といずれもファーストストライクを捉えた。

 福田秀の「2番起用」は、オフから井口監督が温めてきたプランだ。「右投手なら角中、左だったら清田が入ったり、(福田秀も含めて)いろんなバリエーションができる」。下半身の調子を考慮し、練習試合はDH出場だったが、3月以来の中堅守備にも就いた。6・19開幕へ向け新戦力の状態も上がり、采配の幅が広がっている。 (横市 勇)

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2020年6月11日のニュース