MLB 7・10開催で合意か 米メディアが報道、選手会が89試合制を対案として提示

[ 2020年6月11日 02:30 ]

 タイムリミットが迫る大リーグの労使交渉で、選手会は9日(日本時間10日)、7月10日(同11日)開幕の89試合制を対案として提示した。AP通信など複数の米メディアが報じた。大リーグ機構(MLB)は8日に「7月前半開幕、76試合制」を提案していた。

 選手会はこれまでの114試合制を取り下げ、ポストシーズン(PS)出場枠を従来の10から16に増やすMLB案に賛同する一方で、3月に合意したとする試合数に比例した年俸を求める従来の姿勢は貫いた。選手会にとっては、交渉が難航し、開幕が遅れるほど試合数が減少し、年俸が目減りする。3月の合意案で、選手はMLBの決めたスケジュールに従わないといけない、との米報道もある。

 報酬面の隔たりは依然として埋まっていないが、この日、ロサンゼルス・タイムズ紙のビル・シャイキン記者は自身の記事で「双方は7月10日の開幕で合意に達した」と伝えた。MLBは10日(同11日)を合意期限に設定し、不成立なら48試合制への短縮を辞さないとしている。

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2020年6月11日のニュース