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阪神・矢野監督、不安な15失点大惨敗 開幕ローテ入り濃厚なガンケル、満弾2被弾で8失点

[ 2020年6月11日 05:30 ]

練習試合   阪神1-15広島 ( 2020年6月10日    マツダ )

<練習試合 広・神>1回1死満塁、メヒアに左越えに満塁本塁打を打たれたガンケル (撮影・奥 調)
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 阪神はマツダスタジアムで10日、広島に1―15の大敗を喫した。先発のジョー・ガンケル投手(28)が2本の満塁本塁打を浴びるなど4回8安打8失点で降板。2番手の高野も1回2/3を8安打7失点と打ち込まれた。投手陣の大乱調で不安要素が露呈。開幕ローテーション入りが濃厚な助っ人右腕が、開幕へ向けて再び失速した。

 梅雨空と同様にスッキリしない結果だった。1軍では開幕前最後の先発マウンド。開幕ローテーション入りが濃厚だったガンケルが大乱調に陥った。4回を投げ8安打8失点。散々な投球内容に、矢野監督も厳しい表情だった。

 「やられる時は同じような形になる。こっちも評価していかないとダメ。コントロールがいいだけにストライクが固まってしまう。こういう形になった時には、“出てくるのかな”という感じには思ってきちゃうよね」

 セールスポイントの制球力がこの夜は“弱点”となってしまった。初回。1死から菊池涼の右前打、西川の左前打、鈴木の右前打と3連打を食らった。大ピンチでメヒアを迎えると、フルカウントからの7球目。高めに浮いた失投のスライダーをはじき返されると、白球は左翼席上段へ突き刺さった。よーいドンでの4失点。立ち上がりから、明らかに不安定な投球だった。

 「リズムを崩したところもあるのかな。ちょっと(ストライクゾーンに)集まったというのもありますかね」

 福原投手コーチが表情を曇らせたのも無理はない。3回にも同じ過ちを繰り返した。1死から2四球と二塁打で満塁。2死後、堂林には高めのツーシームを左翼席へ運ばれた。1試合2本の満塁弾を献上。降板後はかなり落ち込んでいる様子で、ダメージの大きさを物語っていた。

 前回3日の広島戦(甲子園)では4回2安打無失点の好投を披露した。2軍戦で大炎上するなど調子を落としていた3月の姿から一変。再び上昇傾向にも見られた。だが、2戦連続で結果を残して完全復調を証明するどころか、周囲の不安を増長させる結末。これで対外試合では8試合に先発して防御率8・10となった。

 「兼ね合いもある。最後まで見ていこうかなと思っています」

 課題が浮き彫りになったことで、指揮官は“追試”を決定した。開幕2カード目となる24日のヤクルト戦(神宮)での先発を予定していたが、次回は2軍戦となる16日からの中日3連戦で登板させる模様。ローテ入りを狙う新助っ人に、開幕までに残された時間は残りわずかだ。(山本 浩之)

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